『群雄割拠編4 ~活躍する劉備たち三兄弟~』
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『活躍する劉備たち三兄弟』

三国志は、組織を動かすリーダー学の宝庫です。

群雄が割拠する時代はまだまだ続きます。

汜水関の戦い

「汜水関の戦い」は「虎牢関の戦い」とも呼ばれています。
虎牢関は、崖がそそり立つ地形が非常に狭くなっている場所にあり、そこに関所が設けられていたのです。
虎牢関(汜水関)は古くから要害の地として知られていたため反董卓連合軍はここに陣を構えたのです。

董卓の義理の息子呂布が虎牢関(汜水関)の反董卓連合軍に迫ります。逸る武将たちは天下にその名が轟いている豪傑の呂布を打ち取って名を上げようとしますが、ことごとく打ち負かされます。
そんなときに袁術が兵糧を各武将に送らずにいたため、十八鎮諸侯(十八人の武将たち)たちの間で、もめ事が起きます。武将たちはみな自分たちの手柄のことを考えていたのです。(自己中心だな!)
しかし、袁紹はそんなもめ事が起きても、武将たちをまとめることが出来ませんでした。

いつの時代でも、意見の違う人たちをまとめ上げるには、高い見識と高度な判断力が必要です。袁紹という男は名門の生まれ、つまり「お坊ちゃま」だったため表面上は上品な振る舞いなのですが、本質は建前やプライドを気にして戦の勝機をつかんだり、人心を掌握したりすることが出来ません。

あなたの会社や組織でもいませんか?
肩書を免罪符のように掲げていばりちらして仕事をする人が。
そんな人こそ、いざというときに責任を取らずに逃げてしまうのです。

虎牢関に陣を敷く反董卓連合軍を攻めるために、董卓自身が虎牢関にやってきていました。そこで、劉備は袁紹に問います。
「董卓自ら軍を率いてきたのに、どうして宴会などを開いているのですか」と。
(こんな時に宴会を開いているとはバカ殿か~?)

劉備は、すでに先発した孫堅軍を助けに行かなければ孫堅軍は壊滅してしまうと詰め寄るのですが、自己保存欲の強い袁紹は軍を動かそうとはしません。

劉備は、そんな不甲斐ない袁紹の利己的で優柔不断な姿にあきれてしまい、連合軍から離れることにします。なのに、袁紹は連合軍を離れようとする劉備を引き留めませんでした。 華雄という豪傑を倒した最大の功労者なのに。

こう言ってはなんですが、袁紹のような「お坊ちゃま育ち」の人たちには、他人が自分のためになにかしてくれるのが当たり前という感覚が少なからずあるようです。そして、苦労をしらないため他人の心の痛みが感じ取れない傾向が強いのです。
(そうでない人もいる)袁紹という男もそうなのです。

呂布(奉先)は赤兎馬という一日に千里(一里は約4キロ)を走る名馬と方天画戟(ほうてんがげき)という槍のような尖った刃物と三日月のような刃物が横についている武器を持っている天下無敵の豪傑です。
袁紹は呂布の強さにビビったのではないかと思います。

曹操の助言もあって、劉備たちは呂布の首を取るために出陣します。始めは張飛が呂布に挑むのですが、なかなか勝負が尽きません。そこで関羽と劉備が加勢し、三兄弟で呂布に立ち向うのです。
三人がかりでズルいじゃないか、という声も聞こえないではないですが、それほど呂布という男は強いのです。いや、強すぎるのです。
激戦の末、三兄弟は呂布をあと少しで倒すところまで追い込み、撤退させることに成功します。(う~ん。この時呂布を倒せなかったのが、個人的には惜しい~。)

もし、ここで呂布を倒せていたら。この後の展開も違ったものになったでしょう。たぶん劉備たちの影響力が大きくなったでしょう。

かくして、呂布が敗退したので、董卓は恐れをなして、格陽(首都)に逃げ帰り、挙句の果てに長安への遷都を命じるのです。(あきれたヤロウですな~)
董卓も結局は自己保存、自分の身が一番大事なのです。
まったく、あきれたリーダーですね!

【現代にもいる反面教師のリーダー】

しかし、三国志に限らず、欲深い者、傍若無人な者、優柔不断な者などの人物が組織の上に立つことがあります。古今東西で見られることです。
しかし、そういった部下を見捨てたり、手柄を低く扱ったり、自己保存を最優先するリーダーの最後は、必ず仲間に見捨てられる、失敗し破れる、という事態が訪れます。
下にいるものは、リーダー次第なのですから、どんなリーダーについていくかがとても大切です。
(そういった意味では上司を選べないサラリーマンは辛いよね!)

三国志には、さまざまなタイプの人物が存在しましたから、リーダーシップを学ぶにはもってこいです。
袁紹や董卓などの人物は、反面教師という意味で、現代の私たちに知恵を教えてくれています。

できるなら劉備のような上司に仕えたいと思うのは、私だけではないでしょう。
あなたが使えるなら、劉備ですか?
それとも曹操?
まさか袁紹?
董卓はやめて~!

【今回の教訓】

「あなたの身の周りにいる反面教師(上司)から学びましょう」

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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