『忍耐が必要なとき』 今回は、関羽の忠義と忍耐のときという話をしてみたいと思います。 【張遼の説得】 曹操の大軍に攻め込まれた劉備は奇襲作戦に出て大敗しました。兵法では、劉備は曹操にとても太刀打ち出来ないのです。激戦の中、劉備と張飛は離散しました。傷つき疲労困憊の劉備は関羽のいる下ヒ城(かひじょう)に向かおうとしますが、下ヒ城がすでに曹操軍の手に落ちたことを知って、曹操の追手から逃れるために袁紹の領地である冀州(きしゅう)に向かうことにします。 一方、下ヒ城を奪われた関羽は、劉備と張飛を助けよ...
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- 2021 7月
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『チャンスを逃すな!』 今回は、チャンスを見逃さずにチャンスを作り出すということについて話してみたいと思います。 【皇帝の屈辱】 かくして曹操暗殺計画は失敗に終わりましたが、皇帝(献帝)の立場に立ってみれば、自分の妻(妃)が臣下の手によって殺されてしまったのですから、その悲しみと憤りはいかほどか想像がつきません。しかも、そのときお腹の中には子供がいたのですから、妻だけでなく子供まで殺されたことになります。 もしあなたが献帝と同じことを経験したらどういう気持ちになるでしょうか?私ならその人物を殺...
『曹操の憂鬱』 今回は、曹操の三つの憂いについて話をします。 【劉備の男気が輝きだす】 曹操は、劉備を野に解き放ったことの間違いに気がつき、張遼と許ちょ(仲康)を派遣して劉備を連れ戻そうとします。劉備は、献帝の曹操に対する密約を胸に秘めていますから、簡単に「はい、そうですか」とは言いません。劉備は、張遼たちに、こう言い放ちます。 「将、外にあっては君命受けざるところあり」 つまり、命を受けて一度戦場に赴いた将軍は、戦場から遠く離れた君主の指示に従わなくてもよい。戦場の状況は千変万化するので現場...
『英雄は英雄を知る』 今回は、英雄は隠れている英雄を見破るという話をします。 【献帝の嘆き】 曹操は天子を擁して自ら丞相となり、漢の朝廷を支配下に置いたかに見えましたが、実は曹操の知らないところで曹操暗殺計画が立てられていました。 ある日、劉備は天子(献帝)に宮殿に来るように言われます。劉備が行ってみると、夫人が出迎えて天子は厠にいるといいます。劉備はそれを聞いて“待つ”というのですが、夫人は劉備を厠へと誘います。劉備が皇帝の厠へ行ってみると、気落ちして覇気のない献帝が待っていました。献帝は劉...
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- 『曹操伝9 ~曹操は英雄か?それとも奸雄か?~』 2024年12月20日
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