
『立ち塞がる古き価観秩序』 今回は、『曹操が文学に込めた新たな価値観』について話をしたいと思います。 【胴雀台の宴】 曹操というと兵法に通じる武将のイメージが強いのではないでしょうか?実は、曹操という人物は常に書物を手放さないことで有名なほど読書人だったのです。それは兵法書や歴史書に限らず、儒教の書や文学などあらゆる分野に及んでします。曹操が三国志の英雄たちの中で違うのはこの文学を愛する点なのです。つまり、曹操という男は文武両道に優れた才能を持っていたのです。 曹操は、官渡の戦いで袁紹に...