【張飛の欠点】 《張飛の欠点1》 219年、劉備は曹操との漢中争奪戦に勝利して漢中王となる。劉備は、政庁を成都に移し、漢中には有力な将軍を守備に就かせることにする。劉備陣営では、張飛が任用されるというのが衆目の一致するところであったが、意外なことに魏延が督漢中・鎮遠将軍に抜擢され、張飛は右将軍・仮節に任じられた。将軍としての官位は張飛のほうが上だが、「漢中を督する」政治的・軍事的な意味では魏延に分が上がった。 『三国志集解』の著者である盧弼(ろひつ)は、この人事の理由を張飛の兵士たちからの人望...