三国志の時代に使われていた本名以外の名 今回は、『三国志の雑学』ということで、『字(あざな)』について話をしたいと思います。 まず三国志に登場する人物の名前に日本人だと少し違和感を持ちませんか?日本人は『苗字(姓)』と『名前』とで人物の固有名詞としますが、古代の中国では『姓』と『名(いみな)』以外に『字(あざな)』というものがありました。 例) 劉備玄徳 : 劉(姓)備(名) 玄徳(字)関羽雲長 : 関(姓)羽(名) 雲長(字)張飛翼徳 : 張(姓)飛(名) 翼徳(字)曹操孟徳 : 曹(姓)...
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- 2021 2月
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『三国志のことわざ』 今回の諺(ことわざ)は、『髀肉の嘆』です。英語では、「Lamentation of flesh」です。 『ことわざの意味』 意味は、「実力を発揮し功名を立てる機会がなくて残念がること」(大きい活字の故事・ことわざ辞典)または「功名を立てたり力量を発揮したりする機会にめぐまれない無念さ」(広辞苑) つまり、大志(大きな理想)を持つ人が、何の手柄も立てられず、いたずらに月日を過ごすことを無念(残念)に思って嘆き悲しむことです。 『ことわざの発生故事』 「髀肉の嘆(ひにくのた...
まずは『孫堅伝1』をお読みください。 【孫堅究極のアイテムを手にする】 孫堅が焼け野原となった洛陽の古井戸の底から『伝国璽』を発見し、のちに袁術がそれを手に入れて皇帝を称したという逸話が三国志にはある。(この逸話の出典は『呉書』と『演義』) 『伝国璽』とは、皇帝用の印鑑で玉璽(ぎょくじ)ともいう。伝国璽を作ったのは秦の始皇帝。霊鳥の巣から見つけた宝を加工したともとされている。「受命干天既寿永昌(天において命を受け寿(いのち)をまっとうし永(とわ)に昌(さか)えん)」と刻まれている。中国の歴代王...
【孫堅の個人データ】 生没年・・・155年~192年(生没年不確か)(曹操より1歳下、劉備より5歳年長)出身地・・・呉郡富春県字(あざな)・・・「文台(ぶんだい)」家系・・・春秋時代の兵法家孫武の子孫父親・・・不明妻・・・・不明子供・・・孫策、孫権、孫ヨク、孫匡(そんきょう)、孫子妹(そんしょうめい)肩書・・・始祖、武烈皇帝 【孫家の家系について】 孫堅の先祖は、春秋時代(前770~前403年)に兵法書『孫子』を書き記した孫武であるとされている。 《孫武(孫子)について》 孫家の先祖孫武(孫子...
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