
『鳳凰飛び立つ』 人を見かけで判断していませんか?今回は、三国志の中でも謎の多い人物、龐統(字 士元)について話します。 【孔明の慟哭】 呉では、大都督周瑜を失くして悲しみに包まれていました。孫権の命で国葬と呼べるほどの盛大な葬儀が催されていました。そこへ弔問に訪れたのが劉備の代理として来た諸葛亮でした。居並ぶ呉の武将たちは孔明に憎しみと怒りの感情を隠しもせずにぶつけます。なかには剣に手をかける者までいます。そんな武将たちには目もくれず孔明は、周瑜の霊前で慟哭してみせるのです。それを見た呉...