
【関羽にまつわるエピソード】 《関羽の「義の漢(おとこ)」という評価を決定付けたエピソード》 199年6月、袁術討伐を名目にして曹操から離脱した劉備は徐州を再び手に入れた。関羽に下ヒ城を任せ、袁紹と連携しながら曹操挟撃の作戦に出ようとしていた。だが、200年1月、予想に反して曹操が自ら大軍を率いて徐州に攻め込んできた。小沛にいた劉備と張飛は敗走し、劉備の妻子は捕虜にされた。下ヒ城を守っていた関羽は降伏するしかなかった。 天下の豪傑であり、忠誠心の強い関羽を帰順させた曹操は喜んで偏将軍に任命し手...