【張飛の豪傑ぶり】 《長坂ハの戦い》 張飛と言えば長坂ハ、長坂ハといえば張飛であろう。長坂ハの戦いにおいて、わずか20騎で曹操の大軍を撤退させたことは正史に記述がある。つまり、実話である。ただし、どのようにして撤退させたのか? 曹操が撤退した心境の本当のところはなぞである。 『三国志演義』では、趙雲が赤子(阿斗)を救出し、主君劉備のもとへ戻ることを援護し、橋の真ん中で怒号を上げると曹操旗下の武将が腰を抜かして落馬したことになっている。だが、現実にはあり得ないだろう。事実は、張飛のあまりにも激し...