
『呂布の最期』 今回は、出処進退を誤った呂布の最期についてお話します。 【曹操、呂布を説得?】 曹操軍に攻め込まれた呂布は下ひ城に立て籠ります。そこで曹操は、城壁から見下ろす呂布に話を持ち掛けます。 「わしにとって天下で唯一恐ろしいのは呂布殿しかいない。わしはおぬしに畏敬の念を抱いておる」「わしらが手を結べば必ず天下を取れる。盟約を結ぼう」 と、言うのです。曹操はさらに、 「そなたに兵馬の大権を与えよう。大都督としよう」「わしらふたりは兄弟の契りを結ぼうではないか」 と、うまい話を持ち掛けます...