
まずは『孫堅伝1』をお読みください。 【孫堅究極のアイテムを手にする】 孫堅が焼け野原となった洛陽の古井戸の底から『伝国璽』を発見し、のちに袁術がそれを手に入れて皇帝を称したという逸話が三国志にはある。(この逸話の出典は『呉書』と『演義』) 『伝国璽』とは、皇帝用の印鑑で玉璽(ぎょくじ)ともいう。伝国璽を作ったのは秦の始皇帝。霊鳥の巣から見つけた宝を加工したともとされている。「受命干天既寿永昌(天において命を受け寿(いのち)をまっとうし永(とわ)に昌(さか)えん)」と刻まれている。中国の歴代王...